今年の復活祭は4月8日となり、それまでの一週間がHoly Weekとなります。キリストが金曜日に処刑され、日曜日に復活したことを祝う聖週間です。聖週間中は、学校も休みになります。
教会では毎日礼拝が行われ、40日間の摂食を行わなかった人達もさすがにこの聖週間ののみは摂食を行う人が多いです。私も、さすがに40日の摂食は行えませんでしたが、聖週間の一週間は摂食をしております。
夜には毎晩映画「Jesus of Nazareth(ナザレのイエス)」が英語版ギリシャ語字幕付きでTVで放送されます。毎年この時期にはこの映画を家族みんなで観てキリストの生涯を思い出すことが聖週間の習慣でもあります。「ナザレのイエス」は、1977年に制作されたイタリア・イギリスのテレビ映画。オリジナルは6時間22分。 イエス・キリストの生涯をナレーション付きのダイジェストで描いています。フランコ・ゼフィレッリ監督。 日本では1980年8月2日に東宝東和の配給で劇場公開されました。
キプロスでは、ローカルTV局も、毎日ハリウッド映画やアメリカやイギリスのドラマシリーズ等は、英語のままギリシャ語字幕付きで放送されており、日本のように映画も全て日本語吹き替え版にはなっていないため、TVからも英語を学ぶ機会があります。
話がそれましたが、今日はHoly Thursday聖大木曜日です。
その日はキリストにとっての最後の晩餐となります。次の日に備えて、お肉は食べず、お酒も飲んではいけません。
明日金曜日はHoly Friday聖大金曜日です。
キリストが十字架で亡くなった金曜日であり、みな近所の教会で礼拝後は、悲しみの祈りを捧げる聖職者の後を綺麗な花で飾られたキリストの聖十字架を抱えながら人々が行列を作り近所を歩きます。
翌々日土曜日はHoly Saturday聖大土曜日、日曜日がEaster Sunday復活祭となります。
土曜日の夜10時半頃より人々はそれぞれキャンドルを持って近所の教会に集まり始め、夜中の12時日曜日になった瞬間の復活際の瞬間を教会で祝います。教会の敷地では、キリストを裏切った使徒ユダを燃やすために巨大な焚き火が行われます。12時と共に花火が上がり、お祝いの銃声や爆竹が各地で鳴り響きます。
その日は赤子や幼児子供達も昼間に少し長めの昼寝をして夜に備え、家族全員一緒に教会に行く家族が多いです。
土曜日の夜中はオールナイトで色々な場所でパーティー等が開かれ、夜中中爆竹が鳴り響きます。
翌朝も、様々な場所でパーティー等が開かれます。この日からお肉が食べれるようになり、お酒も飲めるようになるので、この日はみな家族親族で集まってBBQをするのが恒例です。
Happy Easter!カロ パスハ!