キプロスを代表する料理で有名なのがケバブです。ケバブと言えば、日本でお馴染みなのは、やはり祭りの屋台などでも見かけるトルコのドネルケバブだと思います。トルコのケバブはギリシャのギロスに少し似ています。キプロスのケバブはトルコのものとはまた違っています。
キプロスのケバブ、スブラキは日本の焼き鳥によく似ています。塩の焼き鳥、そしてその焼き豚バージョンです。
ケバブはピタというナンのような薄いパンにスブラキと野菜を挟んだものです。スブラキはチキンかポークで選べます。野菜は通常、キャベツの千切り、玉ねぎとイタリアンパセリのみじん切り、きゅうりとトマトのスライスが入っています。入れる野菜も選ぶことができます。
もうひとつシェフタリアというのは、豚の網脂で豚ひき肉の生地を包んでソーセージ状にしたものです。ケバブの中身はシェフタリアの選択をすることもできます。
わたしは、スブラキもシェフタリアも両方好きなので、いつもミックスでオーダーします。
スブラキは、チキンよりポークのほうが断然お勧めです。脂がのっていてジューシーでとても美味しいです。
チキンのスブラキは通常胸肉なのでさっぱりしています。チキンならば、私は日本の焼き鳥のほうが何倍も好きなので、いつもポークを選びます。キプロスのポークは日本のポークより臭みがなく柔らかくとても美味しいように感じます。
私は日本では肉と言えば牛肉派で今でも日本では和牛命ですが、キプロスでは豚肉派です。キプロスに来てから日本ではあまり好んで食べなかった豚肉が大好きになりました。
シェフタリアには通常ピクラと呼ばれる黄色のミックスピクルスペーストを添えて食べます。このピクラがまたとても美味しく、日本人の口によく合うようで、日本から訪れた人たちはみなお土産に買って帰ります。ピクラは人参やセロリのピクルスのみじん切りをマスタードで和えたものです。
唐辛子のピクルスもあり、通常おまけについてくるのですが、ケバブにとてもよく合い美味しいです。
気になるケバブの値段はお店によって違いますが大体€4~7程度です。
観光地エリアでは高くなりますが、それ以外のエリアでは比較的安いようです。ケバブのお店は日本のコンビニのようにキプロスじゅう至る所にあります。ケバブは大抵テイクアウトですが、お店によっては、店で座って食べれるようにテーブルや椅子が用意されている店もあります。
キプロスに来たら、是非キプロス版ケバブをお試しください。